2012年7月11日
「りんごのけん玉」をご存知ですか?
ニュートンが「万有引力の法則」を発見するきっかけとなったと言われるりんご。
そのりんごをけん玉の玉に見立てて、地球の引力を体感できるおもちゃ。
「遊ぶほど玉の塗料が落ちて、本物のりんごの表皮のようになる」っていうところが、おシャレです。
実はこれ、以前ブログで紹介した「木の携帯電話」をプロデュースした「more Trees」の商品。
「more trees(モア・トゥリーズ)」は、イエロー・マジック・オーケストラで
有名な坂本龍一氏の呼びかけによって設立された森林保全団体です。
「もっと木を」というシンプルなメッセージのもと、木や森をふやし、
森が吸収するCO2(二酸化炭素)をふやすこと、ま
た森が本来抱えている保水力や生物多様性をはぐくむ力を回復すること、
さらには森や水や太陽のめぐみに由来する自然エネルギーに依拠する
社会の実現にむかうことをめざしている団体です。
その中でも、象徴的な活動のひとつが「カーボンオフセット」。
「カーボンオフセット」とは、私たちが生活の中でどうしても排出してしまうCO2を、
植林やグリーンエネルギーなどによってオフセット(相殺)することです。
プロ野球の試合時間が3時間を超えた場合、照明の電力消費などで余計に消費されるCO2に応じて、
自治体が進める森林づくりの取り組みを支援する
「プロ野球の森」カーボンオフセット協定もそのひとつです。
また、「more Trees」は、間伐材(森林を育てるために必要な間引きにより発生する木材)の
有効利用にも積極的で、「りんごのけん玉」もヤマザクラ、カバ、ヒノキなどの間伐材を
利用して作られています。