2018年2月9日
陽が沈む頃、その時は訪れます
木材通販会社にとっては、毎夕訪れる「出荷」は一大事です。
出荷に向けて、全員が力を合わせています。
既製品がほとんどないマルトクでは出荷する商品の、ほぼすべてが手作業でカスタマイズされた商品です。
お客様からのお問い合わせでよく聞かれるのが「納期」です。大半の加工商品は受注から出荷まで1週間以上かかります。
材を接いで、ご希望のサイズに作り、面取、磨き、切り欠き、塗装、反り止め加工や、ミゾ加工など幾通りもの工程が待ち受けています。
材料は、生き物なので加工途中に思わぬ問題が発生したり、オーダーのサイズ変更があったりなど、一筋縄では行きません。
そんなわけで、誠意尽力し、段取りよく作業を進めていますが、出荷日を早める事は至難の業です。
常に、納期を短くできるよう工夫をしていますので、どうかご理解とご協力の程よろしくお願いいたします。
そんな、みなの思いが出荷日にピークを迎えます。
そこに、登場するのが運送会社のベテランドライバーさん達です。
荷物は最大35キロあります。この重量がドライバー一人で持てる限界だそうです。ちなみに某宅配便は25キロがMaxです。
長さは最大3.5メートル。そういった大容積の荷物も一人で,体の前で回転させるように、地域別に荷台へ積み込まれてゆきます。
一度、あまりに大きな荷物だったので手伝いを申し入れると、あっさりと却下されました。
離れて、様子を窺っているとまるでショーのような華麗な動きに魅了されました。
全て、積み込まれるとそれまで慌ただしかった、梱包場に静けさが訪れます。
マルトクの慌ただしい工場の幕が下ろされます。
無事に、お客様の荷物が届く事を願ってトラックを見送ります。
この後、事務所は大忙し。
出荷完了案内をお客様に送信する作業などに追われます。