2025年1月31日
最近、AIを使って試しにイラストを作ってみました。可愛いキャラクターがあっという間に完成。
木目調のテクスチャ、シンプルながら愛嬌のある表情、MARUTOKUのロゴも入っている。まるで長年親しまれてきたキャラクターのように、自然に馴染んでいます。
「すごいな、こんなに簡単にできるのか」
そう思うと同時に、心の奥に奇妙なざわつきを感じました。
これまで、人が何時間もかけてアイデアを練り、試行錯誤を繰り返して作っていたものが、AIの手にかかれば数分で生み出される時代になった。便利で、効率的で、すごく助かる。それは間違いない。でも、その一方で「じゃあ自分たちは何をするんだろう?」という、行き場のない虚無感がこみ上げてくるのです。
木材加工の現場でも、技術の進歩と共に機械ができることが増えています。
人の手で仕上げていた作業を機械がこなし、効率が上がり、品質も安定する。でも、木に触れ、手で削り、感じ取ることのできる「ぬくもり」は、人にしか出せないものかもしれない。
AIのイラストを見て、改めて「人が作る意味」について考えさせられました。
便利さの恩恵を受けつつも、人にしかできないことを大切にしていきたい。
マルトクの木材も、そんな“人の温もり”を伝えられる存在でありたいと思います。
これからも、技術と人の手のバランスを大切にしながら、より良いものづくりを続けていきます。